チュリチネブリ サペラヴィ 2022 赤ワイン ジョージア イメレティ地方

深く艶のあるパープルの色合いが印象的なこのワインは、一目でその濃厚さを物語ります。グラスに注ぐと、完熟チェリーや赤スグリ、ザクロのようなジューシーな香りが立ち上がり、時間とともにブラックベリーやドライローズ、ほのかなスモーキーさも現れます。口当たりは力強く、アルコール度数15%ながらバランスの取れた構造で、滑らかなタンニンが全体を引き締めます。アタックには果実の凝縮感がありながら、後味にはスパイスや土のニュアンスも感じられ、長い余韻が楽しめます

「Saperavi 2022」は、イメレティ地方で造られた赤ワインでありながら、ブドウはジョージア東部カヘティ地方・クヴァレリで厳選された100%サペラヴィ種を使用。収穫は完熟期に行われ、果皮と種子と共にクヴェヴリ（粘土製の壺）で発酵・熟成させる、カヘティ伝統の製法で造られています。自然酵母による発酵により、介入を最小限に抑えながらブドウ本来の力を引き出し、土壌や風土を映し出す味わいに仕上がっています。長期のスキンコンタクトがブラックベリーの豊かな果実味と濃厚な色合いをもたらし、またクヴェヴリ内での微酸化によりタンニンが穏やかに溶け込み、柔らかくも骨格のある味わいを完成させています。