セミドライとは、甘さをわずかに残した、辛口に近い飲み口のことです。ラチャ地方のメナバゼがアレクサンドロウリとムジュレトゥリを半々でブレンドし、完全無添加で仕上げたセミドライの赤。ブラックチェリーの凝縮した果実味に、控えめな甘みが心地よく寄り添います。甘口は苦手だけれど果実の甘やかさは欲しい、という方にちょうどいい1本です。
黒系果実のふくらみを、甘さに寄せすぎずに楽しめる赤ワインです。グラスの印象は、ブラックチェリーやスイートチェリーを思わせる凝縮感が中心。口に含むと、果実の丸みの奥から爽やかな酸がすっと輪郭をつくり、セミドライらしいほのかな甘みを重たく見せません。ブラックチェリーの濃さに、スイートチェリーのやわらかな印象が重なるため、入口は親しみやすく、後半はきちんと赤らしくまとまります。上質なタンニンは前に出すぎず、果実味を支える細い枠のように後口を整えます。ミディアム〜フルボディの厚みはありながら、甘さを抑えた仕立てのため、印象はだれずにきれいに続きます
「赤は重すぎると困るけれど、軽すぎるのも少し物足りない」。そんな日に目に留まりやすいのが、この甘さを抑えたセミドライの赤です。ブラックチェリーやスイートチェリーの果実感があり、爽やかな酸もあるので、甘口という言葉だけで想像する印象とは少し違うはず。ジョージアワインに難しさを感じる方にも、まずは“果実の丸みがある赤”として考えると選びやすくなります。しっかりめの赤を、少しやわらかい気分で開けたい日に候補に入れたくなるタイプです。
今夜は一晩寝かせた肉じゃがで。お家でよく作る肉じゃが、実はちょっと多めに作って『翌日温め直した、味がしみしみの状態』このジョージアのナチュールに合う。味が染み込んだ甘辛い玉ねぎや人参が、セミドライ仕立ての赤ワインのスイートチェリーのような華やかな香りを優しく引き立ててくれます。そして何より、無濾過ナチュールならではの爽やかな酸が、牛肉のジューシーな脂っぽさを最後にするりと上品に切ってくれるんです。平日の夜、バタバタと夕食を済ませたあとに、残った肉じゃがを少し小皿に分けて、このワインと一緒にゆっくり味わうのはどうでしょうか。
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