ジョージア西部、特にイメレティ地方を旅すると、どこへ行っても出会うのがツォリコウリ。「樽熟成しなくても感じるバターのようなコク」と「レモンのようなキレ」が特徴
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ツォリコウリという名前は、ジョージア語で「妻(Tsoli)」に由来するという説が有力です。ある農夫が、自分のブドウ畑の中で最も美味しく、多産な樹を見つけ、「これは私の妻のように素晴らしい!」と称えて名付けたという微笑ましい伝承があります(あるいは、妻の持参金として持ってきた苗木だったとも)
東部カヘティ地方が乾燥しているのに対し、西部イメレティ地方や黒海沿岸は降水量が多く湿潤です。多くのブドウ品種がカビ病(ベト病など)に悩まされる中、ツォリコウリは厚い果皮と強い生命力でこの環境に適応しました。この強靭さが、安定した収穫量と、ワインに感じられる「力強い骨格」や「厚みのあるテクスチャー」の源泉となっています。
日本の食卓への提案として、ツォリコウリは「ポン酢」を使った料理と驚くほど合います。ワイン自体が持つ柑橘(レモンやグレープフルーツ)の皮のような苦味と酸味が、ポン酢の酸味と同調するからです。水炊き、豚しゃぶ、鰹のたたきなど、和の食卓の定番メニューを、ツォリコウリが爽やかに、かつリッチに格上げしてくれます。
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