口に含むと、ほのかな塩味としっかりした酸がその果実感をすっと引き締めます。10%のスキンコンタクトによるタンニンは強く前に出るものではなく、舌の上に淡い手触りを残す程度。けれど、その小さな渋みがあることで、ただ爽やかなだけではない奥行きが生まれています。石灰岩質の畑に由来するミネラル感も後味に細く残り、全体の印象をきれいに整えます。ジョージアの感覚では控えめなスキンコンタクトでも、一般的にはオレンジワインとして楽しめる一本。果実、酸、塩味、軽いタンニンが短いリズムで切り替わり、食事の始まりから自然に置きたくなる表情があります。