淡いレモンイエローに、ほんのり緑を帯びた輝き。グラスに注いだ瞬間から、レモンピールやグレープフルーツを思わせる柑橘の香りがすっと立ち上がり、白い野花のニュアンスが軽やかに重なります。口に含むと、最初に感じるのはみずみずしい酸の輪郭。鮮烈な柑橘の風味がまっすぐ広がり、その奥にミネラル感が加わることで、薄さではなく立体感のある辛口に仕上がっています。中程度のボディで、飲み口はクリーン。果実味は過度に甘くならず、柑橘の皮を思わせるほろ苦さが後味を引き締めます。余韻は澄んで伸びやかに続き、次のひと口へ自然につながる印象。ステンレスらしい清潔感もあり、香りの線がぼやけません。食事の前に少し注ぐだけでも、爽やかな空気を運んでくれます。12〜13℃くらいに冷やすと、柑橘のきれいな輪郭と清涼感がいっそう感じやすくなります。